造形屋T2Cの日々の雑記

東京都日野市で特殊造形工房『A-L-C』をひっそりと営むT2Cによる日々のつぶやきだったり、ものづくりやランニングの記録だったり・・・。決して日記ではなく雑記。

映画・DVD

ずっとニコニコ

直近納品案件の作業の区切りが付いたので
チャンスとばかりにユーロスペース渋谷へ。
目的は勿論小中和哉監督の最新作

『Single8』

1978年日本公開の『スターウォーズ』に魅せられて
自主映画を撮る高校生を描いた
監督の自伝的要素も含んだノスタルジックな傑作。
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映画完成後に上映機会を増やすために
クラウドファンディングを立ち上げてたので
微力ながら支援させて頂き
リターンでもらった台本やコンテのデータと
メイキングのDVDを楽しみながら
本編鑑賞を楽しみにしてた。
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待ちに待った本編鑑賞もリターンでもらった鑑賞券で。

オープニングからクスッとさせられて
そのままエンディングまで
気付くとずっと自分の口角が上がっていた😊
こんなにずっとニコニコして映画観たのはいつ以来だろう。

自分の場合は映画学科の課題として映画制作をしてきたので
正確には自主映画とは違うけど感じる物が凄く多かった。
露出ミスしてフィルム買い直して再撮とか苦い想い出も・・・😅

監督の念願の企画だったそうで
主人公たちが撮る映画のミニチュアなんかも監督お手製だとか。

エンドロールでも貴重な物が観れるし
場内が明るくなるまで目の離せない素敵な作品

本当に楽しかったな☺️




この先の映像業界

2019年の夏に
「ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス」
が観たくて
1か月のお試し期間だけ Netflix に加入した。
この時期仕事があまり動いていなかったようで
「フロム・ダスク・ティル・ドーン シリーズ」全話と
「ウォー・オブ・ドラゴンズ」を途中まで観てた。
年が明けてまた「ダーククリスタル」を観たくなって
今回から正式加入したのだけど
韓国のホラー系ドラマ
「Sweet Home」
「地獄が呼んでいる」

を観てしまったら凄かった
内情は分からないけど Netflix は予算が潤沢と聞くし
なんか規模が違うな・・・。

まだ Netflix の日本の作品は観てないけど。

自分の経験上
大抵の場合内容が大雑把にしか決まってない状態で
予算やら公開時期だけ決まっていて
制作開始してからあれやこれやと話し合いが始まって
結果 予算に見合わぬ要求でいっぱいになって
各部署とプロデューサーのバトルが始まり
どこかで無理をすることが当たり前になってしまっている
見積出した意味あるの?って感じになったり。
もっと事前に主要スタッフで色々決めて
必要な物にかかる費用をリサーチして
必要な予算を確保してから本格的に進めるってのは
とても難しいことなのかな・・・。


ポン・ジュノが韓国映画界に
労働状況の改革を持ち込んでたけど
この国ももうちょっとなんとかならないかなぁ







ふふふんへへへんぽん!

ブルーレイが観れる環境になったので
10年ほど前に購入した

「 かいじゅうたちのいるところ 」

の特典映像に収録された短編映画

「 ふふふんへへへんぽん!
   ーもっといいこときっとあるー 」


をようやく視聴。
今はそれぞれで出ていると思うけど
ソフト化された当時はDVDとブルーレイの組み合わせしかなかったので
観れないのにブルーレイを所持してた

「 かいじゅうたち~ 」
と同様にモーリス・センダックの絵本の映画化。

youtubeにあった。


お話自体は何とも言えないが
絵本の世界観を良く再現してるのとパペットが可愛い
素敵な短編だった




冒険活劇の傑作

映画のスタッフに興味を持ち始め
小学6年生の時に観に行った

『 インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 』

そのパンフレットでやたらと名前の出てくる映画があった。
それがこの

『 ガンガ・ディン 』
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中学生か高校生くらいの時に深夜に放送されたのを観て
これは確かに『インディ』の元ネタだ!って思った。
それくらい『インディ』に影響を与えてる。

3人のイギリス兵がインド人の従者とともに
血の女神カーリーを崇拝する教団を相手に繰り広げる
痛快なドタバタ活劇。
戦争をバカにし過ぎて
アメリカでは上映を危ぶまれたとか・・・。

監督は後にかの名作
『 シェーン 』 『 ジャイアンツ 』を撮る
ジョージ・スティーブンス

ようやく入手したは良いけど
記憶が美化され過ぎてたらどうしよう・・・と思うと
なかなか観れない






画ニメ!

当時はなかなか斬新だと思った。
クトゥルフ神話で有名な
みんな大好き H・P・ラブクラフト 
『 家の中の絵 』
『 ダンウイッチの怪 』
『 フェスティバル 』
を映像化。


人形を動かして撮影してるけど人形アニメとは違う。
その場で動かして撮ってたりなスタイル。
味わいのある人形とセット。
お気に入りDVDの1本。
タイトル作品が一番好きかな。

人形作家さんが昨年作品集を出したのを
本屋で見て久々に観返した。
クセになる作品です。
山下昇平作品集 贄宴 -ShiEn-
雅夫, 東
二見書房
2020-07-29



youtubeにて発見









プロフィール

kakio_alc

奥山哲志
特殊造形屋/アニマトロニクス・クリエイター。
映画・TV・CMなどに使用されるキャラクターや小道具などの造形製作ならびに造形物を動かすメカニカルの製作をしております。
参加作品などは下記サイトでご確認ください。
https://alc.ninja-web.net/

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