造形屋T2Cの日々の雑記

東京都日野市で特殊造形工房『A-L-C』をひっそりと営むT2Cによる日々のつぶやきだったり、ものづくりやランニングの記録だったり・・・。決して日記ではなく雑記。

2018年03月

去年のお仕事

去年の9月ごろにやったお仕事。



これまた有限会社自廊 さんからのご依頼で
頭から伸びた重機の先端の
ハサミ状のパーツの開閉ギミック。
とは言え小さいので、
中に仕込むというよりも
シリンダー状のパーツなど含め
先端部はほぼ造形しながら組み込んで、
それの上から自由廊さんの方で
髪の毛のディティールを
足して仕上げてもらう感じ。
小ささに苦戦したけど
楽しいお仕事でした。

お気に入りのバラード~HOUSE OF LORDS~

ANGELGIUFFRIAのキーボーディスト
グレッグ・ジェフリアが結成し
80年代後半に
『 HOUSE OF LORDS~神々の館~ 』
デビューしたHOUSE OF LORDS
北欧系やイギリスのハードロック好きなので、
アメリカのバンドでは
数少ないお気に入りバンドの1つ。
セカンドアルバム『 SAHARA 』収録の
『 REMEMBER MY NAME 』

 
個人的にはロック・バラードの殿堂入り。
歌詞と映像に全く関連性が無さそうなPVが残念。
パワフルかつエモーショナルな
ジェイムズ・クリスチャンのヴォーカルが
素晴らしい。
ジェイムズ以外のメンバーは全て変わったけど
バンドは現在も活動中。
でもやっぱり初期メンバーが良いね。
このPVのメンバー
ジェイムズとベースのチャック・ライト
ドラムのケン・メリー
X JAPANPATAの95年のセカンドソロアルバム
『 RAISED ON ROCK 』にも参加。
PATAの人選GOOD!(^^)!

魅惑的なキネティック・アート-7

以前見つけた動画。


SPECTRAL MOTION社
アニマトロニクス・スーパーヴァイザー
マーク・セトラキアン氏の作品。
とても優雅な動き。
しかも
ただ繰り返しているのではない動きに注目!

こんなイベントにも参加してるようだ。

 
楽しそう。
参加してみた~い。

フォロワー映画の傑作

1984年に公開された映画
『 ターミネーター 』の影響は大きく
その後にたくさんのフォロワー映画が生み出された。
その中で特にお気に入りが
1990年の『 ハードウェア 』

 
当時弱冠24歳の リチャード・スタンリー 監督作品。
ラジオDJ アングリーボブ役で
イギーポップが声の出演してる。

舞台は核戦争後の荒廃した世界。
あるジャンク屋が入手したロボットの頭を
恋人で芸術家の女性にプレゼントするんだけど、
そのロボットが家の電源や電動工具、
芸術作品の材料のガラクタを利用して
体を再構築して襲い掛かってくるってお話し。
アパートの1室で繰り広げられる
人間 VS ロボット の壮絶なバトル。
パワフルな演出と陰鬱なライティングや
流れまくる音楽でノリノリだし
ロボットもユニークなデザイン!(^^)!
結構エグいゴアシーンがあるのが
個人的にはちょっと減点かな。
監督曰く
アルジェント作品を意識したらしいから
仕方ない。

こちらがメイキング。

かなりの低予算映画ということらしいが、
これ日本でやったら
結構な予算の映画じゃなかろうか(°▽°)
規模の違いを感じさせられる~(;_;)

因みにこのロボットの造形チームにいた
スティーヴン・ノリントンは後に
やはり似た系統の映画『 デスマシーン 』
監督デビュー。

こちらのロボット・デザインも凄い。
大作『 ロード・オブ・ザ・リング 』
蛇の舌グリマ を演じた
ブラッド・ドゥーリフ の怪演もポイント。

先人の言葉③~ヤンセン

砂浜を歩くプラスチックチューブ製の生物
ストランド・ビーストで有名な
テオ・ヤンセンの言葉。

ー 技術と芸術を隔てる壁は
  我々の心の中にしか存在しない -


エンジニアとアーティストって
確かに別物って考え方の人が多いと思うし、
両立できるわけないっていう人も多い気がするけど
両立できてる人も必ず存在している。
勿論それを成し遂げるには
相応の力と努力が必要だけど、
ダビンチなんかもそうだし、
物理学者であり
画家・彫刻家でもあるヤンセンだけに
説得力高い。

プロフィール

kakio_alc

奥山哲志
特殊造形屋/アニマトロニクス・クリエイター。
映画・TV・CMなどに使用されるキャラクターや小道具などの造形製作ならびに造形物を動かすメカニカルの製作をしております。
参加作品などは下記サイトでご確認ください。
https://alc.ninja-web.net/

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